2025.04.04

[お台場 観光]

日本科学未来館ってどんなところ?子どもも大人も楽しめる展示・施設を徹底解説!

日本科学未来館ってどんなところ?子どもも大人も楽しめる展示・施設を徹底解説! 画像は「量子コンピュータ」「宇宙と素粒子」に関する2つの常設展示が公開された時のもの(日本科学未来館 プレスリリースより)

東京・お台場にある「日本科学未来館」は、最先端の科学技術を見て・触れて・体験しながら学べる、国内屈指の科学館です。

宇宙、ロボット、AIなど、未来を形づくる最先端の技術に関する展示やイベントが充実しており、子どもから大人まで楽しみながら学べます。

本記事では、日本科学未来館がどのような施設なのかを詳しく解説します。おすすめポイントをはじめ、常設展示や特別展、イベント、施設の詳細についても触れるので、これからお出かけの方はぜひ参考にしてください。

日本科学未来館とは

日本科学未来館とは 画像は特別展「NEO 月でくらす展 ~宇宙開発は、月面移住の新時代へ!~」に関する展示内容のビジュアルが公開された時のもの(日本科学未来館 プレスリリースより)

日本科学未来館は、2001年7月に東京・お台場に開館した最先端の科学技術や研究成果を体験できる国立のサイエンスミュージアムです。

館内の展示テーマは、ロボットや人工知能(AI)、地球環境、宇宙開発、生命科学など、私たちの未来に関わる分野にわたっており、幅広く展開されています。

入館者が自分自身で触れて、考えることができる体験型の展示やイベントを数多く開催しており、小さなお子様から大人まで幅広い世代が楽しめる施設です。
施設名称 日本科学未来館
住所 東京都江東区青海2-3-6
アクセス ゆりかもめ「東京国際クルーズターミナル」駅より徒歩5分
ゆりかもめ「テレコムセンター」駅より徒歩4分
営業時間 10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
定休日 火・年末年始(12/28〜1/1)
入館料 【常設展(5階・3階)】
大人:630円
小学生〜18歳以下:210円(※毎週土曜日は無料)
未就学児:無料

【セット券(常設展+ドームシアター)】
大人:940円
小学生〜18歳以下:310円(※毎週土曜日は100円)
未就学児:100円

【常設展の無料開放日】
・科学技術週間:2025年4月18日(金)・19日(土)
・開館記念日:2025年7月9日(水)
・教育・文化週間:2025年11月1日(土)
※ドームシアターおよび特別展は別途料金が必要
所要時間 2〜3時間
駐車場 あり(167台・有料)
詳細 日本科学未来館 公式サイト

日本科学未来館のおすすめポイント3つ

日本科学未来館のおすすめポイント3つ 画像は「ロボット」「地球環境」「老い」に関する4つの新しい常設展示の公開が発表された時のもの(日本科学未来館 プレスリリースより)

日本科学未来館をおすすめする理由として、大きく次の3つのポイントが挙げられます。
 
 ⚫︎最先端の科学技術を体験できる
 ⚫︎体験型ワークショップが充実している
 ⚫︎実際の研究者や科学者と交流できる

それぞれの内容について、詳しくみていきましょう。

最先端の科学技術を体験できる

最先端の科学技術を体験できる 画像は展示「量子コンピュータ・ディスコ」と「未読の宇宙」の一般公開が発表された時のもの(日本科学未来館 プレスリリースより)

日本科学未来館では、宇宙、AI、ロボット工学、医療、環境問題など、最先端の科学技術をわかりやすく学べる展示が充実しています。

さらに、2025年4月には「知と技の最前線」をテーマに、「量子コンピュータ」と「宇宙と素粒子」に関する2つの常設展示が新たに公開される予定です。

日本科学未来館の大きな魅力は、最新の科学技術を視覚的かつ体験的に学べる展示が豊富に揃っている点にあります。

体験型ワークショップが充実している

体験型ワークショップが充実している 画像は特別展「NEO 月でくらす展 ~宇宙開発は、月面移住の新時代へ!~」に関する展示内容のビジュアルが公開された時のもの(日本科学未来館 プレスリリースより)

日本科学未来館では、ただ見学するだけでなく、展示に触れたり、実際に機械を操作したりと、直接体験できる展示が数多く用意されています。

2023年には、7年ぶりのリニューアルが行われ、来館者がより深く科学に触れられる4つの新しい常設展が誕生しました。時代に合わせて展示内容を進化させており、常に最新の科学技術を学べるのもうれしいポイントです。

さらに、事前申込制のワークショップも数多く開催されており、訪れるたびに新たな発見と学びが得られるでしょう。

最新のイベント情報の詳細は【日本科学未来館 公式サイト】をご確認ください。

実際の研究者や科学者と交流できる

日本科学未来館には「サイエンスコミュニケーター」と呼ばれる専門スタッフが常駐しており、来館者の科学に関する疑問に丁寧に答えてくれます。また、人や暮らし、街や社会の未来、さらには地球や宇宙など、幅広いテーマに関する「科学コミュニケータートーク」にも、入館料だけで参加することができます。

2025年4月に開催予定のプログラムは、次のとおりです。

 ⚫︎火星のモノは、だれのもの?
 ⚫︎「ねむねむ」リサーチ! ~あなたの眠気とうまくつきあおう
 ⚫︎人のように言葉を学ぶロボットのつくりかた ~言葉はカラダで身につける?
 ⚫︎何食べる? わたしと地球によいごはん

各プログラムは予約不要で、先着順に参加することができます。所要時間は約15分と短いため、小さなお子様でも気軽に楽しめるのが魅力です。

また、土日祝日限定で開催される「常設展見どころツアー」や、土曜限定の「ボランティア展示ツアー」なども実施しています。展示の見どころを分かりやすく解説してくれるので、初めて訪れる方にもおすすめです。

さらに、定期的に開催されるワークショップや講演会では、最前線で活躍する科学者との交流ができるだけでなく、ここでしか得られない貴重な体験を楽しめるでしょう。

日本科学未来館の常設展

日本科学未来館の常設展 画像は展示「量子コンピュータ・ディスコ」と「未読の宇宙」の一般公開が発表された時のもの(日本科学未来館 プレスリリースより)

ここでは、日本科学未来館の常設展について詳しく解説します。

5階 世界をさぐる

5階の展示エリア「世界をさぐる」は、私たちを取り巻く「世界」のしくみを、さまざまなスケールや角度から探るゾーンです。

地球環境や宇宙、物理学、生命の起源など、私たちの世界がどのように成り立っているのかを探究する内容が展開されています。

宇宙ステーションでの生活を体験できる「こちら、国際宇宙ステーション」、iPS細胞など最先端の研究を紹介する「細胞たち研究開発中」、そして現代社会における災害リスクについて学べる「100億人でサバイバル」など、視覚的に楽しみながら学べる全9つの展示が用意されています。

3階 未来をつくる

3階の「未来をつくる」エリアでは、AI(人工知能)、ロボット工学、バイオテクノロジーなど、未来社会を支える最先端技術を体験・体感できる展示が揃っています。

2023年には大幅なリニューアルが行われ、新たな展示が追加されました。ロボットと共存する未来の世界でミッションに挑む「ナナイロクエスト」、老化現象を体感できる「老いパーク」、コミュニケーションロボットとふれあえる「ハロー!ロボット」など、どれも見応えのある展示ばかりです。

ノーベル賞受賞者たちからの問いかけにどのように答えるかを題材にした「ノーベルQ―ノーベル賞受賞者たちからの問い」も人気の展示の一つです。個性豊かな問いかけにどのように答えるかを考えてみましょう。

地球とつながる

「地球とつながる」ゾーンでは、持続可能な社会づくりや環境問題について考える展示が展開されています。このゾーンの見どころは、次の3つです。

 ⚫︎地球を感じる
 ⚫︎地球を探る
 ⚫︎地球を解析する

それぞれの見どころを詳しくみていきましょう。

地球を感じる

館内に入ってすぐ目にする巨大な地球のディスプレイである「ジオ・コスモス」は、地球の気候変動や宇宙の成り立ちをリアルに感じられる迫力満点のシンボル展示です。

2022年に最新LEDパネルへの交換と映像システムが導入され、よりリアルで、みずみずしい地球の姿を再現できるようになりました。

地上にいながら、刻々と変化する地球の様子を感じられる展示です。「ジオ・コスモス」では、一日を通してさまざまなプログラムが上映されており、見応えのあるショーを楽しめます。

地球を探る

「地球とつながる」ゾーンには、大・小さまざまなサイズの「ジオ・スコープ」が13台並んでいます。

「ジオ・スコープ」とは、科学者が集めた地球スケールの情報に自由にアクセスできるタッチパネル式のスクリーンです。指先で直感的に操作でき、さまざまなデータを通して、これまでにない地球の姿を発見することができます。

気候変動や生物多様性、エネルギー問題など、地球環境に関する重要なテーマが取り上げられており、データやシミュレーションを通じて地球の“今”を学べます。「ジオ・スコープ」を通して、持続可能な社会に向けた気づきやヒントが得られることでしょう。

地球を解析する

「ジオ・プリズム」は、「ジオ・コスモス」のライブ映像に、気象データや環境情報をAR(拡張現実)技術で重ね合わせることで、地球の変化をリアルタイムで可視化できる展示です。

表示するデータは自由に選択・組み合わせることができるため、地球のダイナミックな動きを視覚的に体験することができます。

ドームシアター

ドームシアター 画像はドームシアター 新シリーズ「PLAY DOME」の開始が発表された時のもの(日本科学未来館 プレスリリースより)

ドームシアターは、最先端の映像技術を駆使したプラネタリウム型のシアターです。

360度に広がる全天周映像により、まるで宇宙を旅しているかのような没入感を体験できます。上映作品は定期的に入れ替わるため、訪れるたびに新たな感動に出会えるのも魅力のひとつです。

全席指定制のため、事前のオンライン予約をおすすめします。チケットは、上映の1週間前から開始15分前まで予約・購入が可能。席数には限りがあるため、土日祝日や繁忙期には早めの予約を心がけましょう。

日本科学未来館の施設

日本科学未来館の施設 画像は妊婦の方及び未就学児連れの方を優先的に窓口へ案内する「こどもファスト・トラック」の設置が発表された時のもの(日本科学未来館 プレスリリースより)

ここでは、日本科学未来館の施設について詳しく紹介します。

レストラン「CAFETERIA BLUE」

7階の展望ラウンジ内にある「CAFETERIA BLUE」は、お台場から東京タワーまでを一望できる、セルフサービス形式のレストランです。

洋食プレートやカレーライス、オムライス、パスタのほか、ホットスナックやスイーツも販売されており、メニューの種類も豊富。キッズプレートも用意されているため、小さなお子様連れでも安心して利用できます。

館内には1階・5階・7階に休憩スペースが設けられており、飲食物の持ち込みも可能です。食事や休憩を自由に楽しめるのも、日本科学未来館の魅力のひとつです。

"おや?"っこひろば

未就学児向けの遊び場「“おや?”っこひろば」は、科学的な「モノの見方」を親子で一緒に体験できるスペースです。

柔らかいマットやカラフルな遊具が設置されており、五感を刺激するさまざまな遊びを通じて、子どもたちの「気づき」や「不思議」に触れることができます。

「ごろごろのしば」では、人工芝の坂にさまざまな大きさ・形・素材のものを転がしながら、「ナンデ?」という発見を楽しめます。 また、ぬり絵がデジタルデータとなってモニターの中で動き出す「ヴンダーカンマー みんなのアイデア」も人気の施設です。さらに、「コロンコロンのかべ」では、ボールを転がす装置を自分の手で組み立てて遊ぶことができ、創造力も育まれます。

日曜・祝日や混雑日に利用する場合は、受付時間ごとに整理券が必要です。整理券の配布時間などの詳細は【日本科学未来館 公式サイト】をご確認ください。

ミュージアムショップ

ミュージアムショップ 画像は日本科学未来館の『ミュージアムショップ』に無人決済システム「TTG-SENSE」の採用が発表された時のもの(株式会社TOUCH TO GO プレスリリースより)

1階にあるミュージアムショップでは、日本科学未来館ならではのオリジナルグッズをはじめ、科学に関連した書籍やおもちゃなどが販売されています。

なかでも、日本科学未来館のシンボルである「ジオ・コスモス」をモチーフにしたグッズや、ロボット・宇宙にちなんだアイテムは特に人気です。そのほかにも、お子様向けの知育玩具や、大人も楽しめるサイエンスキットなど、幅広い年齢層に向けた商品がそろっており、お土産やプレゼント選びにもぴったりです。

まとめ

まとめ 画像は共創活動拠点「Tokyo Mirai Park 」がオープンした時のもの(日本科学未来館 プレスリリースより)

日本科学未来館は、最先端の科学技術を楽しく学べる施設で、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめるスポットです。常設展はもちろん、体験型の展示やワークショップを通じて、科学の魅力や奥深さを存分に体感できます。

特別展やイベントも定期的に開催されており、訪れるたびに新たな発見があるのも大きな魅力。お台場へお出かけの際には、ぜひ日本科学未来館に立ち寄って、未来の世界をのぞいてみてください。

ゆっくりと一日かけて科学の世界を楽しんだあとは、近隣のホテルでくつろぎのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。「グランドニッコー東京 台場」は、日本科学未来館からもアクセス抜群のラグジュアリーホテル。東京湾の絶景と上質なおもてなしが、旅の締めくくりをより特別なものにしてくれます。

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