代わりがきかない一皿を 中国料理 桃李

素材の持ち味を活かしつつ
オリジナリティーを加えた
新しい香港料理のかたち

その昔、香木が集積された場所だったことから命名されたとされる「香港」。長らくイギリスの統治下にあった国際的な自由貿易港では、西洋と東洋の文化が混じりあってきました。そんな背景を持つ香港料理にオリジナリティーを加え、新年度の活力にしていただくべく料理をご用意しました。鶏皮の香ばしさを存分に楽しんでいただくため、鶏脚は塩水に漬け込んでからボイルし、表面に水あめを塗ってパリパリに仕上げました。白湯と上湯を使ったカサゴのスープには、贅沢にふかひれをたっぷりとあしらいました。蒸し物には、巻き海老と鮑をご用意。自慢のXO醤で仕上げています。また、今回はより本場の香港料理に近い味を楽しんでいただくべく、芥藍菜や空心菜といった中国野菜を使用。蒸し物で使っている豆苗は、柔らかな食感で味が濃く、旨味の濃さが違います。長い年月をかけて到達した香港料理の粋を、さらに進化させたシェフ渾身の品々をお楽しみください。