PEOPLE
大矢達樹
Oya Tatsuki 購買

旬を映した安心・安全かつ高品質な飲食材を仕入れながら、少しでもロスを省く――。ホテル内の飲食材全般の出入りを管理しながら、相反するこの課題に日夜取り組んでいる購買課で働くのは大矢達樹さんです。
「主に午前中は複数の納品業者が持ってくる飲食材の検品業務に追われています。午後はデスク業務や各レストランや宿泊部が関わる商品情報の収集や、取引業者やメーカーとの商談、商品選定などを行っています。昨今は気候変動が激しく、予定していた
食材や飲材の入荷が読めなくなってしまうこともあり、都道府県フェアを行う際はあらゆるルートを使って飲食材の確保に奔走しています。私たちは、お客様と直接触れ合うことのない部署ですが、サジェスチョンカードを通して『この食材が美味しかったです』といった生の声が届くと嬉しいですし、やりがいを感じます。もちろん、シェフの腕によるところが大きいのですが。自分自身の信念としては、必要で信頼される人間になりたいと思っています」

お客様の声を
モチベーションに
飲食材の出入りを管理

実は学生時代はボランティア協会に所属していたという大矢さん。カンボジアでは水道の建設に携わり、千葉の九十九里浜では約66キロの浜辺を3泊4日かけてみんなで清掃し、過疎化の問題を抱えていた新潟県十日町の村おこしイベントを手伝ったりもしていました。
「私には生まれた時から持病があり、今に至るまで多くの方にお世話になってきました。その恩に報いたい気持ちが、先ほどの誰かの役に立つことが出来ればという信条に繋がっています。入社当時はレストランでサービスを務めていたので、購買の仕事をするようになって8年目。任される仕事も増えてきましたが、まだまだ商品知識も経験も上司の足元にも及びません。皆さんのお役に立てるよう、今後も精進していきたいと思っています」