The happiest scenery.幸せの特等席へ

「忘れてしまいたいような思い出を
写真に残す人はいない。
だから、本棚にあるアルバムが厚い人は、きっと幸せな人だ」
むかし誰かがそう言った。

本棚からポケットにアルバムの場所が変わっても、
忘れたくない風景を切り取ることは変わらない。

シャッターを切るだけではなく
目に、心に、その風景は刻まれる。

空の下では、大きいと感じた
東京の街も小さいこと。

吹き抜ける風に、同じ音色がふたつとないこと。

あなたが流す、涙の色。
あの人が笑うとできる、たくさんのシワ。

その日、ふたりと
ふたりにとって大切な人の目に映る全ての風景が
幸せであふれていますように。

OUR STORY幸せの風景

story contents
  • Sky of Tokyo- 東京の空 -

    育った街と同じくらい青い空が、
    東京にもあることを
    見せてあげたい人がいる。

    東京で暮らしはじめた頃、
    携帯電話には毎日のようにあの街からメールが届いた。
    「食べているのか?」「そっちでも友達はできた?」
    私を想うたくさんの優しさ。その暖かさが届くたびに、
    あの空の青さが恋しくなった。
    「いつでも帰っておいで」
    そう言ってくれる人たちがいてくれるだけで、
    私は前に進めた。そして、大切な人と出会った。
    今の私は知っている。
    東京にも、あの街に負けないくらい青い空があることを。
    本当はまだ少し心配そうなみんなに見せてあげたい。
    この街の、空の色を。

  • First meet- ファーストミート -

    私が髪を切っても、いつも何も言わないあなたが
    「綺麗だね」と、小さく微笑む。

    髪を切るのも、ネイルを変えるのも
    彼のためというわけじゃない。
    それでも、いつも何か一言を期待している。
    大げさな言葉ではなく、
    「切ったんだね」とか、「似合ってるね」とか。
    普通でいいのに、と思いながら。
    普通でいい。
    一言だけでいいからね。
    そう思いながら、彼に初めて見せるドレス姿。
    顔を真っ赤にして、少し照れながらくれた一言。
    「綺麗だね」

    ありがとう。
    最高に普通だけど、最高に幸せです。

  • Bluff- ふたつの嘘 -

    「べつに、寂しくなんてないよ」
    父と私の嘘は、きっとみんなにばれている。

    「ようやくお前もお嫁にいってくれるか」
    結婚の報告をした時の父の言葉は
    想像とはちょっと違って、素っ気なかった。
    娘として少しは心配していたのに、
    なんだか期待はずれみたいな気持ちになって
    私も寂しいなんて思わないことにした。
    今日、この一歩を踏み出すまでは。
    組んだ腕の温かさ。しわの深くなった横顔。
    バージンロードのずっと先に立つ、彼を見つめる瞳。
    そうだ、父は嘘がつけない人だった。
    そんな父に似た私も。

    私たちを見守るたくさんの人にも
    ふたりの嘘は、もうとっくにばれている。

  • Flower shower- 幸せの数 -

    青空の下に、私たちを想う人がいる。
    手からこぼれそうなほどの花びらと一緒に。

    チャペルの外に出ると、
    海から吹く風がベールを揺らした。
    祝福の言葉とたくさんの花びらが、
    その風に乗って私たちにとどけられる。
    すぐそばに、誓いを見届けてくれたみんなの笑顔。
    そうだ、この笑顔に私たちの人生は支えられている。
    空に舞う花びらや、
    高く飛んでいバルーンを見つめる瞳の数だけ
    私たちを想う気持ちがそこにある。
    青空の下、誰の目も気にせず
    大切な人と思い切り笑顔でいられる時間が、
    かけがえのない幸せの記憶になっていく。

  • Good luck charm- 母のおまじない -

    あの頃とおなじように
    今日も母は、手を振ってくれている。

    幼稚園の送迎バスが嫌いだった。
    母のスカートを掴んで駄々をこねるのが、私の日課。
    「大丈夫よ。ずっと見ていてあげるから」
    そう言って家の前に立つと
    バスが見えなくなるまで、母は笑顔で手を振ってくれていた。
    それはまるでおまじないのように、
    私を安心させた。
    ふと見ると、あの頃とおなじように
    優しく微笑みながら、小さく手を振る母がいる。
    今日こそは母を安心させてあげるつもりだったのに、
    あの“おまじない”は
    今でもやっぱり私の心を温かくしてくれる。

  • Happy spice- 幸せのスパイス -

    「美味しい」は、「おめでとう」と
    おなじくらい嬉しい。

    ニコニコと明るく笑うシェフは、
    大好きな地元の食材を使った料理で、
    私たちの「ありがとう」を伝えてくれた。
    今まで、ずっとふたりを支えてくれたこと。
    今日、この場所に一緒にいてくれること。
    どれだけ言葉を重ねても足りない、
    大切な人への感謝の想いが、
    お皿の上に表現されている。
    料理が目の前に運ばれた瞬間に、
    テーブルから聞こえる歓声。
    “美味しい”に加える“楽しい”のスパイスで、
    みんなの心が一つになっていく。

  • My color- 私の大切な色 -

    もう一着は、
    私らしくいられる大切な色。

    私が生まれた日は梅雨とは思えないくらい
    清々しい晴れの日だったと、むかし母が教えてくれた。
    「だからあなたは、晴れ女なのよ」
    そう言われるのがなんだかとても誇らしかった。
    「空色 sorairo」は、私にとって特別な色。
    どこにいて、何をしていても
    私を私らしくいさせてくれる色だった。
    純白のウエデイングドレスともうー着、
    迷わずこの色のカラードレスを選んだ。
    合わせるブーケには、瑞々しいブルースター。
    花言葉は「幸福な愛」。
    そして、「信じあう心」。

  • Beginning- 家族のはじまり -

    最後に、もう一度。
    「幸せになると誓いますか?」

    こんなに笑う彼を見たのは、
    今日が初めてだったかもしれない。
    そんなことを思っていると、
    「君がこんなに泣くのを見たのは、初めてだね」
    と言われて、少し驚いた。
    同じようなことを考えていたのが、
    なんだか“夫婦みたい”で嬉しかった。
    始まりの日の最後に、
    ふたりで見る東京の夜景。
    それは、目を閉じても消えることのない
    大切な景色になった。
    私たち家族の物語は、この窓辺からはじまる。

A DAY
OF THE BRIDE
花嫁の一日

空と海と東京の街並み…。
"幸せの特等席" で過ごすその一日は
きっと生涯忘れられない思い出になります。

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